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|  「ウマい話」大好きv |  
| 夕方頃、電話が鳴りました。 出てみると、物腰やわらかそーな男性の声。
 
 「お忙しいところすみません。●●●と申しますが、
 □□□(私のファーストネーム)さんいらっしゃいますか?」
 
 
 …なにやら、悪徳商法の臭いですよ、奥さんっ。(笑)
 
 初めに「お忙しいところすみません。」と言い、
 もっともそうな社名を言ったら、たいがいソレです。
 
 ここで「いいえ」とか「いやいや」とか、「忙しくないですよ」的な言葉を返したら、あちらのペースになってしまいます。
 だから、私はいつも「はい、何でしょう」と言っています。
 
 この「はい、何でしょう」には、「はい、忙しいですよ、はやく用件を言ってくださいな」という意味が込められています。
 
 これで、たいがいのセールスマンは軽くひるみます。
 でも、彼は全く動じず〜。
 ペラペ〜ラと、あちらのマニュアルに書いてあるだろうセリフを
 吐きだし始めました。
 
 ここから先、覚えているセリフで抜粋してみます。
 
 男性「先日、ご案内のお手紙を差し上げたのですが、読んでいただけたでしょうか?」
 
 私「全く気付かなかった!本当に郵送したんすか?」
 
 男性「はい、旅行会社の広報のお手伝いのお仕事についての、DMを差し上げたはずなのですが…申し訳ありません、お気づきになられなかったんですね。もう一度ご案内させていただきますが…」
 
 私「そういう話なら、私、気付かない訳が無いんだけど。」
 
 男性「大変申し訳ないのですが、7月中旬頃にお入れさせていただいたんですよ。お電話でのご連絡が遅くなってしまって申し訳なかったのですが…。」
 
 私「7月でも何でも、来てないですよ。」
 
 男性「大変申し訳ございません、旅行会社の広報のお手伝いのお願いという事で、ポストに…あの……ポスティング…という形で、手差しで入れさせていただいたのですが。」
 
 
 (それ“お手紙”って言わじゃねーんじゃん…?)←心の声
 
 
 私「あ、ポスティング。---じゃ、この電話番号はどうして知ってるの。」
 
 男性「これは、覚えがあるかと思いますが、街頭でアンケートに答えたり、何かの資料請求をしたりしたものが、●●●という情報機関に集まってですね、その機関は各都道府県にあるんですよ。」
 
 私「へー、それは市でやってるの?」
 
 男性「●●●という情報機関で、各都道府県にあります。」
 
 私「それは市が運営してるの、それとも県が運営してるの?」
 
 男性「いや…そのへんは…よくわからないんですけど、各都道府県にあって、情報が集められるんです。」
 
 私「つまり、そういった所にうちの情報が流れちゃってるっていう事ですか!!」
 
 男性「いや、流れているとか、そういうんじゃなくて、新聞とかに載っている統計の下の方にナントカ調べとか、書いてあるじゃないですか。そういった機関に収集されるんですよ。
 そこでデータを受け取るのには、私共の様に正当な理由がなくてはならないし、ちゃんと申請を出して、審査に合格しないといけないんですよ。そしてまた、そのデータは返還しないといけないんですよね。」
 
 私「へーそんなんですかー」
 
 男性「はいー」
 
 私「…」
 
 男性「…」
 
 (電話口の男性は、口から出任せを言うのが楽しくなってきちゃった様子で、私が次にどんな疑いの質問をしてくるのか待っている様子でした。 ^^;)
 
 私「で、何の用でしょう?」
 
 男性「あぁっ、はい、あのですね、旅行会社のパンフレットとかを、スーパーやコンビニのレジ横などでご覧になったことがあると思うのですが、ああいったパンフレットの補充をしていただくお仕事のご案内をさせていただいているんですよ。」
 
 仕事内容は、以下の様なかんじ。
 1)月に幾度か、パンフレットの補充をする。
 2)補充する店舗は、こちらが提示した店舗の中から、
 2〜3箇所を好きに選べる。
 3)彼曰わく、「月に2〜3万位にしかならないんですけどね。」
 
 
 わ〜、これはまさしく「ウマい話」だ!!(^▽^;)
 
 っていうか、ポスティングしている人材で、
 パンフレットを補充しろよって話だわな。
 
 しかもこれ、まだ夕方のニュースにも「消費生活センターだより」にも取り上げられていない、おNewな「ウマい話」!!
 こういうの、ガゼン興味があります。
 こういうのをネタに、主人と笑うのが私の楽しみなのですよ〜♪(←暇人)
 
 
 一体、何が目的なんだろ?
 
 パンフレットは「仕入れ」という形で買っていただきます。
 
 …とか?
 
 いや、その程度じゃたいした儲けにはならないよね。
 なんだろ、教材?壺?出資金???
 どれもパンフレットの補充の仕事の為の口実には、説得力無いよね。
 
 なんだろ〜〜〜?
 
 すっごく興味があったんだけど、電話があったのが、ちょうど夕方の忙しい時間帯だったので、電話を切る事にしました。
 
 
 どうやって電話を切るか?
 …というか、電話を切らせるか、ですね。
 簡単ですv
 
 私「あっ!!今、時間が無いんで、後でこちらからかけ直しますから、
 
 お電話番号とお名前をお聞かせ願えますか?」
 
 今回はこれで、一発ガチャリ★でしたよ。
 割とあっさりね〜。(^^;)
 
 
 あぁいうテレホンアポインターによる悪徳商法の時給は、ここら辺では1,000円以上です。(求人情報誌から推測)
 時給1,000円って、ここら辺にしてみれば高いほうなんです。
 でも、これって心を削る仕事だよね。
 人を騙そうと思って電話しているのだろうし、
 電話口の相手に、いきなり電話を切られる事もあるだろうし。
 
 もともと誠意を持って話してはいないのだから、電話口で冷たくあしらわれても何とも思わないのかもしれないけど、私がこういった悪徳なテレホンアポインターの仕事をしたとしたら、ウツ病になるだろうな。
 
 でも「生活の為に仕方なく」こういう所で働く女性は居るんだろうね。
 だから、いつもは上記に書いたほど、冷たい態度で接したりはしていません。
 
 ただ、今回は男性だったので、ちょっと意地悪な質問責めにしてみました。
 働き盛りの男性が、「生活に困って、仕方なく他人をあざむく」ってな訳がないもんね〜。
 
 
 
 あぁ眠い…。
 今日はAちゃん&bちゃん&近所のお子さまふたりを乗せて、近所の公園まで行ったんだよね。いっぱい遊んで…。
 というわけで、もう寝る〜〜〜〜〜〜。
 |  | Date: 2004/08/16 | 
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