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心理学講座
精神分析療法>概論
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精神分析理論に基づく心理療法を精神分析療法と呼びます。
フロイトは、『人間には自身で感知できる意識的な部分と、感知できない無意識的な部分がある』ということを見出しました。
そして、人間の心のトラブルの原因の背景には、無意識の葛藤があると考えたのです。つまり、人は意識することが苦痛であるような体験や欲求(思い出したくないこと、忘れたいこと、認めたくない欲求、許されない欲求など)を無意識に抑圧することがあり、それらが無意識の中で形を変えて働き続けることで、神経症などの症状が引き起こされると考えたわけです。
精神分析療法は、クライエント自身が気づいていない無意識に抑圧されて葛藤している部分に気づいてもらうことで(意識化してもらうことで)問題を解決に向かわせます。
具体的には、フロイトはクライエントに自由連想法という方法を使いました。これは、クライエントが寝椅子に横たわり、心に浮かんだ事柄を自由に語っていくというものです。
このような方法により、抑圧された無意識の内容が表出され、クライエントが意識化することで現在の症状が解消するというのが、フロイトの考え方です。
フロイトが用いた古典的な精神分析療法は、問題解決までに時間がかかることや、対面による対話においても精神分析的な要素を取り入れることで自由連想法と類似の効果があると考えられるようになったため、現在の精神分析では寝椅子を用いた自由連想法が使われることはほとんどありません。
また、自由連想法を行う場合でも、フロイトのようにほぼ毎日長期間にわたり行うという方法ではなく、週に1〜2回というのが一般的です。
フロイトの当初の理論は、後に否定されたり、批判されたり、変更を加えられたりしたものが多いのですが、人間の心理を理解する方法として、今でも心理療法の基礎概念とされています。
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